古くから日本の住宅は、主要な構造として「木造建築」が採用されてきました。平成20年の総務省調査によると、現在もなお、木造建築が住宅の約6割を占めているというデータが発表されています。

では、なぜ日本は木造建築の住宅が多いのでしょうか？

ここでは、木造建築の特徴について見てみましょう。また、愛知のケイデザインが今までに設計・施工した木造建築の事例をご紹介します。

木造建築の最大の魅力は、自然素材の特性を活かした快適な空間づくりです。木材には調湿・断熱作用や衝撃吸収効果、さらに独特の温もりがあり、そこで暮らす家族に大きな安らぎを与えてくれます。また、鉄筋コンクリート造や鉄骨造に比べて建築費がかからないのも、木造建築の大きなメリットです。木材はコンクリートや鉄骨より材料費が安く済むため、予算を整備やインテリアに回すことができます。

その他、デザイン設計の自由度の高さも木造建築ならではのメリットです。木材は自由に加工できる素材ですので、住宅の形状や間取りなど、希望通りに設計できます。そのため、新築時はもちろん、リフォームもしやすくなります。

ただし、鉄筋コンクリート造や鉄骨造に比べて地震や火災に弱く、耐久性も高くありません。また、デザイン設計の自由度が高いことから、職人の目利きや腕によって仕上がりに差が出る可能性があります。木造建築の新築・リフォームを依頼する際は、そういった点も踏まえて、信頼できる会社を選ぶようにしましょう。

愛知にあるケイデザインでは、三重県鈴鹿市にある加佐登神社（かさどじんじゃ）の幣殿増築工事を行いました。

加佐登神社は、日本武尊（ヤマトタケルノミコト）を主祭神とし、白鳥塚古墳のすぐそばにあります。日本武尊が死に際まで持っていたとされる、笠と杖が神体として祀られています。

熊本にある有限会社合志林工社で燻製乾燥させた木材を境内の構造材として使用。

仕上げ用の木材は1年かけて岐阜県より調達。木材の製材、倉庫での自然乾燥の様子を神社関係者の皆様に見学していただきました。1年後、祭事の間のわずか3ヶ月間という短い期間で、解体から幣殿新築が完成しました。

その後既設部分の洗い工事を実施。

床板や格天井の柿渋塗装による仕上げ工事は、神社関係者の皆様のご協力も得て、無事加佐登神社のご修造事業を終えました。

木造建築の新築・リフォームは、愛知のケイデザインへご依頼ください。愛知・岐阜・三重を中心に、戸建て住宅をはじめ、公共施設や神社などの新築設計・施工を手掛けています。

環境にも人にも優しい自然素材を使った木造建築です。光と風、安らぎと温もりを常に意識した快適な空間づくりを提供しています。木造建築の新築・リフォームを依頼する際は、愛知のケイデザインにぜひお任せください。